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ザクロを料理に活用してみませんか。

ビューティーライフザクロを使った料理──。
日本ではあまりなじみがないかもしれません。でも、海外に目を向けてみると、イランではザクロを使った煮込み料理「ペセンジャン」が有名ですし、エジプトではザクロ入りのサラダが人気。質の高いザクロがとれるカリフォルニアでは、ザクロの実をサラダのドレッシングに使ったり、お米やデザートの色付けに使ったりすることもあります。
情熱的な赤い輝きがとてもきれいなザクロを、もっともっとあなたの生活に取り入れてみませんか。

第3回:フルーツたっぷりのザクロゼリー

zakuro_jerry.jpg夏が本格化するこれからの季節は、たくさんのフルーツが出回ります。

八百屋さんやデパートの青果売場をのぞいてみると、宮崎のマンゴーに島根のデラウェア、山形のさくらんぼやワシントンのアメリカンチェリー、鳥取のすいかやメロン、キーウィ、桃など、カラフルな果物があふれんばかりに並びます。フルーツ好きにはたまらない季節ですね。

今回は、そんなフルーツ百花繚乱の季節にぴったりの「ザクロとフルーツのゼリー」をご紹介しましょう。ザクロジュースをぷるんぷるんのゼリーにして、そのなかに旬のフルーツをとじこめました。

デラウェアの皮をむくのは少し手間ですが、粒を皮のうえからおして翡翠色の小粒がぷるんと出てくるのはかわいらしいものです。さくらんぼは軸をつけたままでどうぞ。

最近、若い人の果物離れが多いと聞きます。「皮をむくのがめんどう」「甘いので太りそう」といったのが主な理由だそうですが、「果物は太る」というのは大きな誤解。たしかに糖分は含んでいますが、カラダの潤滑油であるビタミンやミネラル、食物繊維ポリフェノールも多く含んでいるので生活習慣病の予防にもいいといわれていますし、カロリーや糖分は、朝摂れば、その日のエネルギー源として、その日のうちに消化されます。※1)2)

果物の一日の理想摂取量は、約200gといわれています。およそみかん1個が100gりんごは半分で100gになりますが、厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、現在の日本人の平均摂取量は理想摂取量の約半分の119g(平成16年調査)と、まったく足りていない状況です。

せっかくおいしいフルーツが豊富な日本にいるのですから、存分に楽しみたいものです。

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Guide Profile

ゴトウ タカコさん

九州大学農学部卒業。野菜と果物の料理教室「ベジキッチン」(福岡県)主宰。
野菜ソムリエ、フードコーディネーター、食育アドバイザーとして、新聞、雑誌にコラム、レシピなどを執筆。
「いい野菜ドットコム」http://www.110831.com
食育に関するイベントを手がけるなど、幅広く活躍中

ゴトウ タカコさん

※ザクロについての科学的知見を集め、一般情報として提供しております。