第6回:寒い冬の夜にぽかぽかの“ヴァンショー”
“ヴァンショー”を飲みながら、本のページをめくるのが冬のお気に入りの時間です。
ヴァンショーとは、フランス語でホットワインのこと(ヴァンはVIN=ワイン、CHAUD=ホット)。湯気とともに立ち込めてくる、りんごとオレンジの甘い香りとスパイスの香りに癒され、体の芯からあたたまります。
さまざまなレシピがありますが、わたしの定番は、赤ワインにそのままフルーツを入れるか、赤ワインとフルーツのジュースを合わせる方法。今回は、ざくろジュースと赤ワインをブレンドしてみました。ワインとざくろの両者のポリフェノールが合わさり、色合いも大人っぽく相性はぴったりの組み合わせです。
作り方はかんたん。材料を鍋に入れてあたためるだけ。ただし、決してぐらぐら煮立たせないこと。せっかくの香りが飛んでしまいます。びんに材料を入れて、冷蔵庫にしばらくおいておき、飲む前にあたためる方法もあります。冷蔵庫で保存がきくので、たっぷりつくって常備するもよし。風邪のひきはじめにもおすすめですよ。
リラックス効果もあるようで、ヴァンショーをいただいた夜は心地よく眠りにつくことができます。