第6回:エキゾチック西麻布でザクロの巻
ザクロ料理といえばこの国! と言っても構わないぐらいザクロをよく食べるイラン(ザクロ探訪第1回目でもお馴染み)。 ザクロは子宝に恵まれる!との説もあり、イランではとくに女性が好むそうです。が、日本ではまだ馴染みが薄いのかジュースやデザートはあれど、メイン料理に使うところはほとんど見かけない……。(ザクロの果実自体高価だし) やはりここはまたイラン料理のお店いっときましょう~、ということでやってきました西麻布! 六本木ヒルズからほど近い場所にあるのがこの「アラジン」。
イラン料理ってどんなもの? と思われる方も多いと思いますが、メニューを見るとチキンカレーやカバブ、すね肉の煮込みなどがあり「これって一体どんな料理なんだ~!」って悩むことなくオーダーできます。そして、日本人の口に合うよう調整してくれているのでどれも美味しいのです。 今回「アラジン」では、ザクロ料理の「鶏肉とクルミのザクロシチュー」(1250円)をチョイスしてみました。
イランから取り寄せた、たっぷりのザクロエキスとクルミをぐつぐつと形がなくなるまで火にかけ、とろとろになったところで鶏肉を入れさらに煮込みます。これをバッシモティというインド米(もしくはナン)と一緒にいただきます。シンプルながらその素朴な味はあとをひく美味しさ。 一見、ビーフシチューのような見た目ですが味は甘めで、芳醇なザクロの甘さとクルミの風味がたまりません! スプーンで簡単にほぐれる柔らかい鶏肉をルーに絡めて食べるとこれがまたうま~い! パラパラの長粒米(インド米)にもよく合います。
ちなみにイランでは鶏肉の代わりにラム肉を使用することもあるそうですが、ここでは日本人の口に合うよう鶏肉が。ラム肉を希望の方はこの店一番人気のシシカバブがお薦めです。 「最近イタリアンやフレンチばかりで飽きてきたな~」「いつもとはちょっと違った料理が食べたい」なんて方、たまには西麻布でエキゾチックな中東の味を堪能するのはいかがですか?