ザクロのチカラ
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あなたの素敵なカラダのために、ザクロは知的に働きます。

ザクロのチカラ 西洋医学の父ヒポクラテスの書にその名をとどめ、ギリシャ、エジプト、中国、インドと古代国家の時代から「生命の果実」として薬用に珍重されてきたザクロ。
学名はpunica granatum。ひとつの実にたくさんの種をもつザクロは、繁栄の象徴として崇められてきた「高貴な果実」でもありました。
ザクロの果皮、樹皮、根皮は、漢方薬などの方剤として薬用処方されています。ザクロに「秘められたチカラ」をシリーズでお届けします。

いつまでも健やかに……。しなやかな血管を保つザクロ

いつまでも仲良く。あなたの大事なパートナーを守るザクロ痛くもかゆくもない! なんて、軽い気持ちで放っておいたら、ある日突然、痛い! つらい! がやってくる。そう、生活習慣病が牙をむく瞬間です。「長期間の慢性的な血管のよどみが一瞬にして決壊。心臓や脳に、突然襲いかかりましたぁ~!」という災害緊急速報が体内をめぐります。

その計画的犯行の首謀者は、アブラ分を帯びた血液。どろ~り、どろ~り、と血管のなかを這いつくばっている俗名・悪玉コレステロールです。LDLコレステロールというのが、本名。LDLコレステロールは、酸化されることを好み、それによって動脈硬化の道をまっしぐらに突き進んでいます。
一方、その首謀者の悪事を見張る番人もいます。体内派出所に勤める女性警察官こと、エストロゲンです。エストロゲンといえば、もともと女性ホルモンとして有名。ホルモンという言葉は、ギリシャ語の「刺激する」が語源とされています。自身の女性らしさを保ったり、男性のホルモンバランスにも働きかけたりと、往き行く人にいかにも声掛け上手な女性警察官です。彼女たちには、もうひとつ重要な役割があります。それが、悪玉コレステロール軍団のふらつきの見回りです。
抗酸化作用を身にまとうエストロゲンは、体内の脂質代謝に働きかけて善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やし、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らします。このエストロゲンの抗酸化作用のおかげで、ふらつき連中の非行化を防いでいるのです。そして、彼らのたまり場を排除し、道の往来の正常化に努めています。

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プロフィール
高橋敦彦氏

学術監修
高橋敦彦氏(たかはし あつひこ)医学博士

  • 聖路加国際病院を経て、駿河台日本大学病院より日本大学医学部総合健診センター医長。
  • 研究テーマに「生活習慣病」「食と健康管理」など。
  • 日本内科学会認定内科専門医、日本総合健診医学会専門医・同評議員ほか。
  • 著書に「生活習慣病と食事療法‐予防から治療まで(共著)」(新興医学出版社)、「一目でわかる内科学(翻訳)」(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、「総合健診ハンドブック(共著)」(中外医薬社)など。
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